前回ソチオリンピックに続き、平昌オリンピックでもスノーボード競技でTV解説を務めるプロスノーボーダー中井孝治。
彼の名を耳にするたびに管理人的に思い起こすのは、2002年ソルトレイクオリンピック男子ハーフパイプ決勝でのルーティン。
ファーストヒットでの特大アッパーデッキ。そして当時の彼の代名詞ともなったサトゥーフリップ900°。
メダルに手が届く!と日本人が誰もが思った滑りのはずがポイントが伸びず、結局メダルはアメリカ代表3選手が独占、中井孝治は5位入賞という結果に終わりました。
ソルトレイクオリンピックでは開催国アメリカ有利となる不可解なジャッジがいくつか続き物議をかもしたのですが、この背景にはわずか5ヶ月前に起きた9.11同時多発テロの影響がかなりあったのではないかと言われています。
今となっては真相はわかりませんが、「誰もが納得できるジャッジ」は採点競技にとって永遠のテーマなのかもしれません。
オリンピックとは国同士の競い合いではありますが、ナショナリズムに選手が押しつぶされてしまうのはあってはならないことだと思います。